さて、ふりかけやおつまみとしても人気のあるちりめんじゃこですが、テーブルに置いてあったものを賞味期限を見ずに食べてしまった経験のある人はいませんか?
手軽に食べられるからこそ賞味期限には気をつけなくてはなりませんし、お子さんがおやつ代わりに食べてしまったらすごく危険です!
そこでこの記事ではちりめんじゃこの賞味期限に関する情報を紹介しています。
目次
ちりめんじゃこの賞味期限切れ1か月は大丈夫?
ちりめんじゃこを保存するときは、必ず水気の少ない場所にしてください。
ちりめんじゃこは、塩水で釜揚げしているので、一見すると水分に強そうな印象ですが、その後に乾燥させて水気を飛ばしてパリパリの状態にしています。
そのため、再度水分を吸ってしまうと、空気中の雑菌が入りやすくなってしまい、賞味期限が1か月も経過しているとカビが生えていなくても食べられなくなってしまいます。
しかし真空パックや缶詰に入っているちりめんじゃこなら、食べられることもあります。
例えば、料亭の口福缶のちりめん山椒はいかがでしょうか?
高温多湿と直射日光を避けて保存しておけば賞味期限が1年間と非常に長く、缶を開けなければ賞味期限が1か月過ぎたところで少し味が薄いと感じるくらいで食べられます。
なお、メーカーでは開封後に冷蔵庫で保存する場合は、素早く食べることと賞味期限が切れてからの商品の品質保証については一切書かれていないので、あくまでも自己責任で食べるようにしましょう。
開封後の長期保存について
もし開封後も長期間保存したいときは、ちりめんじゃこのオイル漬けにするのがおすすめです。
作り方は簡単で、フライパンで熱したオリーブオイルの中にちりめんじゃこを入れて、1分ほど加熱しながら混ぜるだけで完成!
火を止めたら水気を完全に拭き取った瓶に入れるだけでOK!
この方法なら賞味期限が切れても1週間前後までなら食べられます。
ニンニクやとうがらしも一緒に入れて風味を整えても美味しいですよ。
でもフライパンを使うとなるとやっぱり面倒臭くなって、賞味期限への認識も甘くなってしまいますよね。
そこで市販のちりめんじゃこのオイル漬けを買うのもおすすめです。
有名なところだと株式会社ISフーズから発売されているちりめんじゃこのオイル漬けがおすすめ!
ナッツで味付けされている商品で、賞味期限が365日と長く、オイル漬けされているため、自己責任になりますが賞味期限が1か月切れていても食べることができます。
ナッツは食べられないんだけど…という人には、同じくISフーズから発売されているあんちょび入り旨辛じゃこラー油がおすすめです。
ラー油で漬け込んでいるので賞味期限が長く、未開封の状態で冷蔵庫に保存しておけば賞味期限が1か月過ぎたとしても食べることはできます。
注意点は長ネギとニンニクが入っているため、腐ると強い異臭を漂わせるようになってしまうことです。
特に長ネギは賞味期限が切れると食感がブヨブヨになったりして、とても食べられたものではありません。
なので賞味期限が切れてから食べられるのは、1か月が限度と考えておきましょう。
ちりめんじゃこの賞味期限切れはいつまで食べれるの?
実はちりめんじゃこって、缶詰とオイル漬け以外で賞味期限切れでも食べられる方法はほとんどありません。
真空パックで売られているちりめんじゃこも賞味期限は長いのですが、袋の耐久性の影響もあって賞味期限が切れたら食べないほうがいいです。
真空パックのちりめんじゃこを売っている東野水産でも一番長い賞味期限のちりめんじゃこは1か月でした。
保存温度を5度以下に保っても賞味期限が延びることはないので、缶詰やオイル漬け以外のちりめんじゃこを食べるときは、必ず賞味期限以内のものにしましょう。
ちりめんじゃこは腐るとどうなる?
ちりめんじゃこは、魚介類の中でも特に分かりやすい腐り方をする食品の1つです。
というのも、ちりめんじゃこは腐ると強いアンモニア臭を発生させ、まるで長年掃除されていない公衆トイレのような絶望的な臭いを漂わせてきます。
特に夏場に腐ると地獄で、卵が腐ったような臭いもしてくるため、絶対に食べないでください!
オイル漬けにされているちりめんじゃこでも、ほのかにアンモニア臭がしてくる地獄っぷりで、場合によっては空気清浄機がエラーで動かなくなることさえあります。
機械でも耐えきれない臭いとなると少し気になる人もいるかとは思いますが、ただ臭いだけな上に食べられないので異臭を漂わせているちりめんじゃこを見つけたら直ちに捨てましょう。
腐ったちりめんじゃこを食べると危険!
ちりめんじゃこの原材料はしらすなので、万が一腐ったものを食べてしまってもすぐ吐き出して、口内を洗浄すれば健康被害を最小限に防げるかもしれません。
しかしちりめんじゃこはしらすだけを原材料にしているわけではなく、しらす漁の家庭で小さな他の魚が混入してしまうこともあります。
したがって、通常ならあまり悪影響にならないのに、それら他の魚介類が入っていることで、腐ったらさらなる悪影響をもたらす可能性があります。
特に1ナノメートル以下のフグの稚魚が有名で、腐っていなければフグの毒に当たることもないのに、腐ったことでちりめんじゃこに何らかの影響を及ぼしてしまうことも考えられます。
他にもしらすに付着していた微生物の死骸が腐ったことで悪影響になる可能性もあるため、腐ったちりめんじゃこは食べないほうがいいでしょう。
ちりめんじゃこの冷凍保存方法は?
ちりめんじゃこを冷凍保存するときは、ちりめんじゃこに水分が付着するのを防ぐために、フリーザ―パックに入れてください。
万が一水分が付着してビチャビチャになると、ただのシラスに戻ってしまうこともあり、一度釜揚げして乾燥したことで身がボロボロになって美味しくなくなってしまいます。
フリーザ―パックがないからといって、ちりめんじゃこを瓶詰にしてから保存するのもやめておきましょう。
ちりめんじゃこを冷凍すると体積が増加してしまうので、瓶が割れてしまい大変危険です。
まとめ
残念ながら今回調査したちりめんじゃこの中には、賞味期限が切れても安全に食べられると公式発表しているものはありませんでした。
しかしオイル漬けや缶詰になったちりめんじゃこならば、実体験を元に一部食べられることを確認できました。
ですが、オイル漬けや缶詰されたものでも開封すると賞味期限に関係なく食べられなくなってしまう上に、腐るとアンモニア臭などを漂わせて食べられなくなってしまうため、ちりめんじゃこはできるだけ賞味期限内に食べるようにしてください。
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