こんにちは!MIWAです♪
コチュジャンは、味噌と同じく発酵調味料の一つなので、保存方法を少し工夫するだけで味を変えたり賞味期限を延ばせる魅力があります。
しかし無知識のまま保存すると、一緒に保存しておいた他の食品にも影響を及ぼすため、コチュジャンの保存を考えている人は必ずこの記事を見た上で保存場所を検討してください。
ただし日本のコチュジャンは本場の物と材料が若干違う物があるので、販売メーカーに合わせた豆知識も掲載しておきます。
目次
コチュジャンの賞味期限切れ半年は食べれるの?
既に賞味期限が半年も切れたコチュジャンを食べる方法はありませんが、ここではコチュジャンを長期間使用することを見越した保存方法を紹介していきます。
ただし開封前も開封後もコチュジャンの味が変わる保存方法なので、賞味期限から半年も経過したコチュジャンは食べられないほどに味が変化していることもあります。
開封前のコチュジャン
開封前のコチュジャンは、冷蔵庫もしくはチルド室に入れて発酵を遅らせていれば、賞味期限から半年経過しても食べられることがあります。
この方法はキムチなどの韓国系発酵食品にも使われている方法で、尼崎の韓国食品専門店福南商店でも紹介されています。
あまり発酵させるのも味のバランスが崩れてしまいますが、徐々に発酵させることで酸味が消えるので、低温発酵したコチュジャンを好んで食べる人もいます。
開封後のコチュジャン
開封後のコチュジャンは、発酵が進んでいる可能性が高いので、できるだけ保存温度を低くしてください。
ただしコチュジャンの色が濃くなっていると、過発酵状態になっているため、温度を下げても発酵が収まらず食べられる状態にはならないので、必ず廃棄してください。
反対に過発酵が起きていない場合、20度以下にすれば発酵を遅らせられるかもしれないので、半年過ぎたコチュジャンでも食べられます。
コチュジャンの賞味期限切れはいつまでOK?
コチュジャンは発酵食品なので、発酵目的以外の微生物が入ると、賞味期限が過ぎた辺りから使えなくなってしまいます。
しかしコチュジャンの販売メーカーでは、一部賞味期限が切れても条件付きで使用を容認している場合があるのでそれらをご紹介していきます。
開封前のコチュジャンの期限切れは?
もし開封前コチュジャンの賞味期限が切れていたときは、AJINOMOTOのコチュジャンなら食べられる可能性があります。
AJINOMOTOではコチュジャンを含め日持ちする商品に賞味期限を表記しています。
メーカーとして賞味期限切れの商品を食べたときの保障をしているわけではありませんが、個人で安全性を確認できれば食べることはできます。
ここまでAJINOMOTOのコチュジャンの安全性が高いのは、コチュジャンにアルコールが含まれているからです。
コチュジャンのような発酵食品は、放置しておくと発酵が進みすぎてしまい、味が劣化してしまいます。
しかしアルコールが含まれていると、発酵に使われる酵母菌がアルコールに酔って発酵が遅れ、酵母菌の量を長期間維持でき賞味期限が長くなります。
開封後のコチュジャンの期限切れは?
ユウキ食品では、開封済みコチュジャンの賞味期限が切れていた場合、使用を控えるように注意喚起されています。
同社で売られているコチュジャンは、未開封なら1年の賞味期限がありますが、開封すると最短1か月まで短くなり、冷蔵保存で品質を維持しても2か月以上食べられることはありません。
S&B FOODSのチューブ入りコチュジャンは、キャップをしっかりしめて空気との接触を防いでいれば、賞味期限が最大4か月までもちます。
しかし我が家の冷蔵庫に眠っているチューブ入りコチュジャンは、賞味期限が切れてから1か月ほどで冷蔵庫全体に異臭がしてきたため、しっかりキャップを締めても早めに食べたほうがいいと思います。
一方S&B FOODS瓶詰コチュジャンの賞味期限は仕様が大きく違います。
瓶詰のコチュジャンは未開封なら24か月の賞味期限がありますが、一度開封すると空気中の雑菌を含んでしまい賞味期限が切れると食べられなくなってしまいます。
公式サイトでも賞味期限が切れたら喫食しないように注意されているので、絶対に食べないでください。
腐ったコチュジャンの見分け方は?
コチュジャンは、新鮮な状態だと血液に近い色ですが、傷んで腐ってくると徐々にかさぶたのような茶色になっていきます。
また潰しきれていない唐辛子の種が入っていると、コーヒー豆のように黒く変色している物もあります。
さらにコチュジャンは、空気に触れた部分を中心に腐っていくので、瓶やタッパーに保存していると、表面部分にだけカビが生えてきて異臭がしてきます。
したがって容器を開けたときに唐辛子や調味料以外の香りがわずかでもした場合は使わないほうがいいでしょう。
コチュジャンは冷凍保存できるの?
今回の調査で冷凍保存が推奨されているコチュジャンは見つかりませんでした。
いずれも開封前は高温多湿を避けた上で常温保存を推奨しており、一度でも開封したときは冷蔵保存を推奨しています。
万が一コチュジャンを冷凍すると、小豆バーアイスのように固くなり、解凍の手間がかかってしまいます。
これは市販のコチュジャンには水飴が入っているためで、冷凍庫でなくとも保存場所の温度を下げるだけで砂糖の粘度が増し、やがてアズキバーのように固くなってしまいます。
まとめ
コチュジャンは超低温保存には適していませんが、水飴が含まれていないコチュジャンや、過発酵を防げるくらいの低温ならば賞味期限を延ばせる可能性があります。
ただし、どのコチュジャンメーカーも賞味期限が切れた場合は喫食を推奨していません。
例え賞味期限を延ばせるだけ発酵を遅らせても、味が劣化してしまうので、冷蔵保存することで変化するコチュジャンの味が好みな人にのみ冷蔵保存をおすすめします。
ここまで、コチュジャンの賞味期限についてご紹介してきました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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