みなさん!こんにちは♬
ちょっと余ったサラダ油の使い方に困った経験ありませんか?
特に普段から料理しない人は油を買うことさえ稀で、たまにお肉や揚げ物を揚げるのに買うとすぐに余ってしまいますよね。
しかし余ったサラダ油は、ちょっと工夫すれば使えたり、正しい保存方法ならばより長期間使うことも可能!
それでもサラダ油は劣化してしまいますが、劣化したときの変化を知っておけば体に悪い物を摂取する心配もありません。
また、劣化しにくいサラダ油を売っているメーカーもあるので、今回はそれらも紹介していきます。
最後までゆっくりとご覧ください。
目次
サラダ油の賞味期限切れは使えるの?
サラダ油が賞味期限切れすると、酸化してしまい油として機能しなくなってしまいます。
摂取しても内蔵器官で分解するので、毒素の影響は少ないです。
しかし多量摂取すると毒素の分解機能が追い付かず、内蔵に負担が掛かり、下痢や腹痛などを発症することも!
また、賞味期限が切れてから長期間経過していると、サラダ油の酸化コレステロールが増大します。
摂取すると動脈硬化の原因になるので、最悪の事態になる可能性あるんです。
不飽和脂肪酸が含まれているサラダ油は要注意!
特に不飽和脂肪酸が沢山含まれているサラダ油は要注意!
酸化速度が非常に早く、1度開封した物を常温放置しておくとすぐに酸化してしまいます。
その代表例がひまわりが含まれているサラダ油です。
ひまわりは、リノール酸と呼ばれる不飽和脂肪酸が多量に含まれているところが魅力。
その反面空気に触れるだけで酸加速度が早くなる特徴もあるので、一度開封したサラダ油は蓋をしっかりとしめ保存し、できるだけ早めに使い切りましょう。
ごまが含まれているサラダ油は酸化を防げる?
一方でごまが含まれているサラダ油は、ある程度酸化を防ぐことができます。
アンチエイジング効果が高く、肌年齢が気になる人は調理に使うことも多いのでは?
ただしごまの抗酸化作用も万全ではないので、賞味期限が切れているときは使うべきではありません。
おすすめ商品は、株式会社信州自然王国から発売されている圧搾法 ごまサラダ油。
材料に白ごまを使っているため、透明なサラダ油です。
値段も180g460円と低価格で、賞味期限も1年と非常に長く、普段サラダ油をあまり使わない人でも使い切り易いですよ!
大豆を含むサラダ油はもっとも注意!
そして最も注意したいのは大豆が含まれているサラダ油。
新鮮な大豆なら抗酸化作用の強いサラダ油になりますが、時間が経つと腐敗臭をばら撒く曲者!
誤って容器を空けておくとキッチン全体に漂ってくるため、即座に廃棄処理しましょう。
大豆入りサラダ油として有名なのは、理研農産化工株式会社の商品。
この商品は揚げ物だけでなく、生野菜にかけて使えます。
余ったときはサラダのドレッシングとして食卓に並べてもいいかもしれませんね。
サラダ油の賞味期限切れの利用方法は?
サラダ油が賞味期限切れしたら、利用方法はないのか調べてみました。
いろいろと利用方法がありましたので、ご紹介しておきますね。
石鹸の材料として利用できる
サラダ油は、賞味期限が切れても異臭がしなければ石鹸の材料に使えます。
材料はサラダ油1gに対して苛性ソーダ0.14gと、水と牛乳パックがあればできます。
牛乳パックの大きさくらいの石鹸を作るときは、84gの苛性ソーダが必要と覚えておくのもいいかもしれませんね。
家庭菜園の肥料にもおすすめ!
家庭菜園をしている人には、サラダ油を使った肥料もおすすめ!
サラダ油のろ過グッズがおすすめ!
もっと手軽にサラダ油を再利用したい人は、サラダ油のろ過グッズがおすすめ!
通販サイトなどでろ過ポットの名前で売られています。
安い物だと3000円以下で買える上に、使用方法も使ったサラダ油をポットに入れるだけ。
揚げカスなどの不純物も取り除いてくれるため、サラダ油の酸化を防ぐことができます。
注意点はこの方法を用いても、サラダ油の再使用は3回程度に留めておくこと。
いくらろ過しても酸化を完全に防げるわけではありません。
サラダ油の劣化の目安や見分け方は?
それでは、サラダ油の劣化の見安や見分け方について見ていきましょう。
劣化しているといっても、どうやって判断するのでしょうか。
サラダ油の劣化の目安や見分け方
新鮮なサラダ油は、230度を超えない限り煙を上げることはありません。
一方劣化したサラダ油は、170度になるくらいから煙を上げるので、使用は控えましょうね。
もし煙が出なくても、油を熱したときに大きな泡が出たら要注意!
卵や魚を揚げるときにサラダ油を使った場合は、サラダ油を足せば泡が消えることもあります。
しかしサラダ油が劣化すると、新しく足しても泡が消えず、油の質感も粘着性が強い状態に変化しています。
主な原因はヒドロペルオキシドの熱酸化と自動酸化。
ヒドロペルオキシドは、常温だと油の中で自動生成されています。
しかし酸化するとヒドロペルオキシドの自動生成よりも分解速度の方が早くなり、油がどんどん劣化していく仕組み。
加熱するとヒドロペルオキシドの分解速度はさらに早くなるので、これが原因でサラダ油は益々劣化。
そしてヒドロペルオキシドが生成されないと、空気中の不純物も合わさって、サラダ油に滑らかさがなくなります。
さらに不純物が増えると生魚のような臭いがしてくるので、体に悪影響を与えないためにも使わないでください。
サラダ油を使う機会の少ない人はオレイン酸のサラダ油がおすすめ!
もしサラダ油を使う機会があまり無い人は、オレイン酸が沢山含まれているサラダ油を買いましょう。
脂肪酸の中でも最も酸化しにくい成分で、サラダ油のパッケージに含有量が書かれていますので確認してみてください。
酸化しにくい油なら日清のサラダ油がおすすめ!
酸化しにくい油で有名なのは、日清のサラダ油。
サラダ油の中に酸素が入り込みにくくなる作り方をしています。
油は放置していると徐々に色が濃い茶色に変色しますが、日清のサラダ油は長期間変色することがありません。
サラダ油の賞味期限切れや劣化した油の捨て方や廃棄の仕方は?
サラダ油を廃棄するときは、必ず各地方自治体で指示された方法を守ってください。
一般的には牛乳パックなどの可燃性容器に入れて、可燃ごみとして出すことができるんですよ。
それでは各自治体の捨て方について見ていきましょう。
東京都の代表例
東京都大田区の捨て方ですが、公式サイトでは不要な新聞紙や布にサラダ油を染み込ませて、ゴミ袋に入れて出す方法が紹介されています。
ゴミ収集車から漏れた時に、エンジン熱で火災が発生する危険性もあるため、液状で捨てることだけは避けてくださいね。
なお大田区では、毎週水曜日の11時から15時に、ペットボトルに入れた食用廃油の回収をしています。
新聞紙や布が無いときは、この方法で捨てられるか住まいの自治体に確認してみましょう。
その一方で東京都北区の様に食用廃油の回収窓口を設置している自治体もあります。
北区では第2土曜日と第2日曜日に窓口が開いており、環境美化に努めています。
愛知県名古屋市では?
愛知県名古屋市では、お店で回収する方法も採用中。
回収場所にはマックスバリュやヤマナカなど、大企業のチェーン店などが指定されているため、買い物ついでにサラダ油を廃棄できます。
自治体と違うところは、お店が営業していれば夜遅くでも捨てられること。
生活サイクルに合わない人は、店舗回収がいいかもしれませんね。
北海道の捨て方は?
さらに北海道では廃油回収の専門企業があることで有名。
回収した企業は、サラダ油から重機に使うバイオディーゼル燃料を作っています。
ただし回収方法が500mlのペットボトルに入れる方法に限定されており、指定された場所でのみ回収可能。
札幌市の公式サイトにも記載されているので、確認しておきましょう。
サラダ油の賞味期限切れは開封と開封後の違いは
開封していない状態のサラダ油は、空気中の不純物が入らないので、賞味期限が1年以上持つ場合もあります。
日清サラダ油を例にあげると、未開封の状態が1.5年で、開封後は4カ月を境に過酸化物価が高くなり半年で1.0を記録するとのデータがあります。
過酸化物価とは、油の性質が変化していく様子を数値化した物で、数値の高さは酸化の様子を現わしています。
1.0は変色する直前で、メーカーによっては既に異臭がするサラダ油もあります。
酸化を防ぐには、サラダ油を光の当たらない場所に保存するのがおすすめ。
実はサラダ油は蛍光灯の光でも酸化することが確認されており、開封前でも少し光が当たるだけで劣化してしまいます。
そのため気温が高い季節は、冷蔵庫に入れて保存しておくのもOK。
この方法はテレビでも紹介されている程有名で、市販のサラダ油の容器よりも、光を反射や遮断できる白や黒の容器に入れることもおすすめされています。
ただし冷蔵庫に保存するときは、他の食材の臭いが移らないように、ホーローなどの密閉できる容器を使ってください。
正しい方法で保存できれば、開封後しばらく経っても新鮮なサラダ油が使えます。
味の素株式会社のサラダ油を例にあげると、公式サイトでは開封後1カ月が経過すると酸化が進むと発表されています。
特に1度加熱したものは酸化しやすく、常温保存していると1週間で酸化してしまうようです。
反対に冷蔵保存でも、揚げカスが混入していると酸化しやすくなるので、取り除くことが推奨されています。
まとめ
ここまで記事をご覧いただきありがとうございます。
この記事ではサラダ油の賞味期限切れは使えるのか、利用方法や廃棄方法などをご紹介しました。
異臭や変色が確認できるサラダ油は賞味期限切れです。
しかし石鹸や肥料に作り変えたり、専用の器具を使えば賞味期限をできるだけ長くすることも可能。
それらを手間と感じるときは、地方自治体で指定されている方法を守って廃棄してください。
中にはスーパーや専門企業が回収している地域もあるので、紹介した中で1番利用しやすい廃棄方法を模索してみましょう。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。