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さて、粉ミルクは赤ちゃんの必需品であり、言葉による感情表現が苦手な赤ちゃんに食べさせる以上、食べさせる前に大人がその異変に気づかなくてはなりません。
そこでこの記事では粉ミルクの賞味期限を含めた細かい変化について解説しています。
赤ちゃんを不慮の事故から守るためにも、絶対に賞味期限の管理は適切に行うようにしてください。
目次
粉ミルクの賞味期限切れ1ヶ月は大丈夫?
賞味期限から1か月も過ぎた粉ミルクは、菌類が繁殖しているかもしれないので、絶対に飲まないでください。
粉ミルクは賞味期限が200日以上のものが多く、ちょっとくらい過ぎても安全だろうと思いがちですが、免疫力の低い赤ちゃんにとって、賞味期限が1か月も過ぎた粉ミルクは非常に危険です!
そのため以下に紹介する各メーカーが定めている粉ミルクの賞味期限を必ず守ってください。
雪印メグミルク
未開封の賞味期限 500日以上
開封後の賞味期限 1か月以内
和光堂
未開封の賞味期限 購入先で違いますが平均180日以上
開封後の賞味期限 30日以内
森永乳業
未開封の賞味期限 商品によって差がありますが平均18か月程度
開封後の賞味期限 1か月以内
アイクレオ
未開封の賞味期限 9か月
開封後の賞味期限 30日以内
粉ミルクの賞味期限切れはいつまで使えるの?
赤ちゃんがきちんと飲んでくれる粉ミルクを探すために、いくつか買って消費しきれない粉ミルクが余ることもあるので、賞味期限切れの粉ミルクを自分で飲もうとした人もいるのではないでしょうか?
結論から言うともし健康的な大人が飲む前提ならば、賞味期限切れの粉ミルクは飲むことができます。
しかし賞味期限が切れた粉ミルクは赤ちゃんには飲ませないほうがいいでしょう。
腐っていなくても赤ちゃんは細かい味の変化にも敏感な子がいたりと、中々飲んでくれないかもしれません。
仮に飲んでくれたとしても健康被害に悩まされる危険性を考えるなら、絶対に飲ませないほうがいいでしょう。
もし大人が飲むときは、できる限り熱湯で溶かして冷ましてから飲んだほうがいいです。
でも粉ミルクは赤ちゃん用なので、大人が飲んでもかなり薄味であまり美味しくないですよ?(実体験)
大人が飲んでもこれが本来の味なのか、賞味期限切れで美味しくなくなっているのかがわからないところが厄介ですよね。
この様に賞味期限切れの粉ミルクは、腐っているかどうか飲んでも判断できないこともあるので、赤ちゃんには飲ませないでください。
大人が飲む場合もあくまで自己責任で飲むようにしましょう。
粉ミルク(開封後)はいつまで使えるの?
もし粉ミルクを開封して、お湯で溶かしたものを1時間以上そのまま放置してしまったときは、赤ちゃんに飲ませずそのまま廃棄してください。
赤ちゃんの免疫力では抵抗できない菌類が繁殖しているかもしれません。
特に食中毒関連の菌類は、赤ちゃんにとっては致死性の高いものが多く、僅かでも体内に入ってしまうと最悪の結果を招いてしまうかもしれません。
そのため、開封後の粉ミルクを長時間放置するのは絶対にやめてください。
一方お湯に入れていない粉ミルクも、保存するときはできるだけ湿気を防ぎたいので、必ず容器に入れて保存してください。
ここでなぜ粉ミルクは缶詰入りのものしかなく、袋やプラスチック容器に入ったものがないのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか?
実はプラスチックや袋に入っていると、完全に湿気や菌類を防ぐことができません。
その点缶詰に入れておけば、有害物質の混入をある程度防ぐことができますし、湿気や菌類が入る危険性も低くなります。
しかし、近年詰め替え用の袋入り粉ミルクもあるので、缶詰用の粉ミルクを買った後に購入を検討してもいいかもしれませんね。
ただし袋入りの粉ミルクは未開封でも賞味期限が短くなっているものが多いので、開封後できるだけ短期間に使い切れるものを買った方がいいでしょう。
粉ミルクの保存方法について!
粉ミルクの天敵は、高温多湿と直射日光が降り注ぐ場所です。
粉末なので、一見すると直射日光で乾燥できそうですが、保存温度がある程度一定に保たれていないとバクテリアが繁殖してしまうかもしれません。
そのため粉ミルクを保存するときは、できるだけ温度が一定の場所を選び、ほこりやゴミなどを周囲に置かないようにして、粉ミルクに菌が入らないようにしてください。
また、適切な環境で保存しても粉ミルクには常に微量のサカザキ菌とサルモネラ菌があると言われています。
公的研究機関の調査結果でも、粉ミルク300グラムから400グラムの中に1つの菌が入っていることが分かっており、赤ちゃんの体内に入る前に死滅させるには、粉ミルクを70度以上の熱湯で溶かすのが良いとされています。
赤ちゃんが咥えるスプーンや哺乳瓶も使う前に加熱消毒するのがおすすめですよ!
粉ミルクは腐るとどうなるの?
粉ミルクは腐ると表面の空気に触れている部分から腐っていき、雨に濡れた砂場のように黒く変色していきます。
ミルクの甘い香りから青臭いコケのような臭いになってしまい、とても赤ちゃんの飲み物とは思えないおぞましい見た目になってしまいます。
さらに湿気を吸っているとカチカチに固まっていることも多く、例えお湯で溶かしても緑色の液体ができるだけで、絶対に赤ちゃんに飲ませてはいけません。
この様に腐った粉ミルクはお湯で溶かすと白やクリーム色以外の色に変色することがあるので、賞味期限内の粉ミルクでもお湯で溶かしたときの色に異変を感じたら赤ちゃんに飲ませないほうがいいでしょう。
まとめ
ここまでで、粉ミルクの賞味期限切れがどれほど危ないか、理解していただけたでしょうか。
粉ミルクは免疫力の無い赤ちゃん用の飲み物なので、賞味期限が切れていたりお湯で溶かしたときに変な色や臭いがしたら絶対に赤ちゃんに飲ませないでください。
特に開封後の粉ミルクを夏場など湿気の多い季節に放置すると、すぐにカビが生えてしまいます。
使うときだけでなく、粉ミルクの保存状態にも細心の注意を払いましょう。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。