さて、献立にもう一品足したい時に便利なもずく。そのまま黒酢や三杯酢をかけたり、汁物の具にしたり、冷たい麺類のトッピングにしたりとバリエーション豊かに味わえますよね。
もずくはモズク科やナガマツモ科に属する海藻で、別名イトモズクといいます。沖縄では「スヌイ」というそうですよ。
今回はもずくの種類ごとの賞味期限と保存方法、もずくが腐るとどうなるのかについて紹介します。
ぜひ気になる方は最後までゆっくりとご覧になってください。
目次
もずくの賞味期限を種類ごとに紹介!
市販されているもずくには6種類に分けられます。実は種類によって大きく賞味期限が異なります。
購入するときに参考にしてくださいね。
①生もずく
生もずくの賞味期限は、常温で約1〜2日です。
もずくの旬を迎える4〜6月の春から夏にしか出回りません。塩気はほとんどなく、海藻特有の磯の香りがするのが特徴です。歯応えがあり、シャキシャキとした食感が楽しめますが、表面には滑りがあるのでとろみも感じることができます。
コシのある歯応えを楽しみたい方におすすめのもずくです。
②塩漬けもずく
塩漬けもずくの賞味期限は、常温で約6ヶ月です。
現在、流通している多くのもずくが塩蔵もずくです。食べる際には水でよく洗って、塩抜きをして調理する必要があります。塩漬けもずくは、生のもずくより賞味期限が長くなりますが、味・香り・食感は劣るのがデメリットです。
③塩抜きもずく
塩抜きもずくの賞味期限は、冷蔵で約10日間です。
スーパーなどでは、調理がしやすい塩抜きされたもずくも販売されています。
冷蔵の場合は約10日日持ちしますが、冷凍では約1ヶ月日持ちすることができます。
たくさん購入してしまったり、一度で食べ切れず余ってしまったりする場合は冷蔵したり冷凍して保存するようにしましょう。
④冷凍もずく
冷凍もずくの賞味期限は、冷凍で約1年です。
冷凍だと格段に賞味期限が長くなり、常備しておくといざという時に大変便利です。
出回っている冷凍もずくの中身は、生のもずくから異物を除去して洗ったものや、塩漬けもずくを塩抜きして冷凍しているものもあります。
さらに初めから冷凍もずくとして販売されているものは、洗う手間がないので調理にも使い勝手が良いのが嬉しいポイント。
汁物として使用する場合、凍ったまま鍋に投入すればOKなので手軽にミネラルが補給できますよ。
⑤もずく酢
最もポピュラーなもずく酢の賞味期限は、冷蔵で約3週間です。
三杯酢などにもずくを漬けた商品で、そのまま食べることができるので大変便利です。
賞味期限はメーカーによって前後するので、購入する際はきちんと確認してくださいね。
パックのまま冷凍すれば1ヶ月日持ちすることができます。
⑥乾燥もずく
乾燥もずくの賞味期限は、常温で約1年です。
少量でも水に戻すと3〜5倍に膨らみ、ボリューム感があるので満足度が高いです。
製造日から約1年が賞味期限の目安ですので、期限切れにならないように気をつけましょう。
生のもずくに冷風を当てて時間をかけて乾燥させるとできます。
乾燥したままの状態だと、簡単に天ぷらの具材としても調理できるので便利ですよ。
もずくは賞味期限が1ヶ月切れても食べれるの?
商品によっては賞味期限が1ヶ月切れても食べられる可能性があります。
先ほども紹介したように、市販のもずくは種類によって賞味期限に差があります。
状態を必ず確認してから、食べるようにしましょう。
もずくの開封後はいつまでに食べればいいの?
もずくの開封後は賞味期限に関わらず、なるべく早めに食べることをおすすめします。
種類ごとに紹介した賞味期限の目安はどれも、未開封の状態を想定です。
開封後は空気中の雑菌が入ってしまうため、どうしても傷みやすくなります。常温放置は避けて、早めに食べるようにしましょう。
もずくの保存方法について!
もずくの保存方法も種類によって異なります。
生のもずく、塩蔵もずく、乾燥もずくは常温でOK。
ただし生のもずくを味付けしたり、開封した後は必ず冷蔵で保存します。
塩抜きもずく、そのまま食べられるもずく酢は冷蔵で保存しましょう。
食べ切れず余ってしまうときは、あらかじめ冷凍で保存するのがおすすめです。
冷凍保存する際にはいくつかポイントがあります。
①流水で十分に洗い、異物を取り除く
②密閉容器やジッパー付きの保存袋に入れる
③酸化を抑えるため、できるだけ空気を抜く
④急速冷凍する
その機能のついた冷蔵庫を使用するか、金属製のバッドの上に並べることで急速冷凍することが出来ます。
急速冷凍をすると細胞の破壊を防ぐことができるので、食感や風味の劣化を最小限に抑えられます。
もずくは腐るとどうなるの?
停電……したら貰ったもずく全部腐る……困る……
— おで氏 (@______sixxx) February 13, 2021
もずくは腐ると以下のような特徴が表れます。
これらの異変があった場合は、すぐに廃棄しましょう。
まとめ
さて今回はもずくの種類ごとに賞味期限や保存方法について解説しました。
基本的には冷凍することで、保存期間が1ヶ月になるのでおすすめです。
常備しておけばおかずの一品として大活躍するもずく。
正しく保存して、無駄なく食べてくださいね。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。
・カビが生える
・購入時よりパックが膨張している
・嫌なにおいがする
・ドロドロに溶けている
・舌を刺すようなピリピリ
・水に漬けると濁る